はじめまして。スタッフの加藤恭子です。ソルナで私は、司会やコンシェルジュとして働いています。先日、家族葬の司会を致しました時の、あたたかな1コマを紹介します。

 故人様はご高齢の男性。お連れ合い、お子さま、お孫さま、そしてご兄弟の親戚の皆さまに見守られ、送り逝かれました。お連れ合いは、愛する夫に先立たれ憔悴し、終始、うつむかれていらっしゃいました。

 そんな中、1番小さなお孫さまが、ずっと、おばあさまのそばにいて、手を握っています。そして、打ち合わせの時、お孫さまがマイクの前でご挨拶をしてくださるとのこと!!小学校低学年の可愛らしい女の子です。

 マイクスタンドもお連れ合いとお孫さま用に、2本用意しました。マイクスタンドを合わせると、これ以上、下がらないという位置でした。

 おじいさまへの想いを伝えたい。おばあさまの代わりに皆さんにお礼を言わなければと、はりきっていた姿が忘れられません。

 原稿も準備をされました。

 そしてお勤めも終わり、ご住職も退席され、マイクスタンドが置かれます。

 私も内心ドキドキで見守りました。

 結果は原稿も見ず、おじいさまへの感謝の気持ち、そして参列された方へのお礼の言葉を述べられました。

 参列された方々の感心されて様子は言うまでもなく、退席されたはずのご住職も、そっとお聞きになり、優しいお顔で頷いていらっしゃいました。

 家族の絆を感じたご葬儀でした。

 こんな風に、葬送の風景を綴っていきたいと思います。よろしくお願いします。

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