「ご遺族」とは「ご家族」がお悲しみにくれる瞬間を言葉にしたもの。葬祭サービスとは、そんなご遺族にお悲しみになる時間や環境という「余裕」をプレゼントするもの。そう表現したのは、私の恩師、日本一の葬儀司会者と言われた久世栄三郎氏です。

  当社は、各地の葬儀社様に葬祭人材サービスを提供する仕事をしてきましたが、この度、心ある多くのご寺院との出逢いを通して、お寺を会場とした葬儀を提供するお寺葬を新たに始めることと致しました。

 令和の時代、「個性化」「多様化」というニーズに「無駄省き」は避けられず、新型コロナウィルス感染症の影響で、ますます葬儀の変容は加速しています。その結果、亡きゆく方を悼むこともできない。馳せ参じることもできない。このようなケースが以前よりも確実に増えています。

 全く看取りやお別れができないまま時間が過ぎていきますと、故人との死別に関する明確な節目や「さよなら」のない別れとなり、終わりがない「あいまいな喪失」を抱えて苦しむこともあります。このような「大切な人やものを失ったときに生まれてくるその人なりの自然な反応や、感情、プロセス」のことをグリーフと言います。ご不幸を迎えられたご遺族は、ご親戚、ご参列の皆様への気配りという負担もあり、ゆっくりと大切な方とのお別れの環境が与えられていないのが現状です。

グリーフケアを大切にしたご葬儀をソルナでは目指します。

 ご葬儀について、グリーフについて、日々の出来事を綴っていきたいと思います。どうぞ、お付き合いください。

ソルナ

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